無職になったのでブログ、はじめてみた。

くすりと笑ってもらえたら

昔から好きだったことをただ語る。

どうも、足の指先の冷えが最近気になる避野です。

 

みなさんは幼少期の頃から好きなものってありますか?

 

子供の頃は好きだったけれど大人になったらすっかり興味を失ってしまうなんてもの、とても多くあると思います。

 

私は幼い頃から興味や好奇心だけで生きてきた生物なので人より色々な経験や知識欲に対して貪欲なのです。と、今なら思います。

 

小学生の頃よく親や担任の先生には「いろんなものに興味を持ってすごいね」「そんなところに目がつくなんて面白いね」なんて言われて調子に乗って質問しまくり逆に怒られたりもしたものです。

 

例えば道路、たくさんの種類の標識があるので、家族で出掛けている時両親に初めて見る標識をあれなにあれなにと聞き、うんざりさせたりだとか。

 

授業中も理科の時間、昆虫について勉強している時授業とは関係のない昆虫のことがきになってしまい先生に質問。結果話が逸れてしまい先生に後にしなさいと言われる。

 

みたいなことが多々ありました。

 

子供の頃は世の中知らないことばかりでなんでも大人に聞きたくなってしまうけれど、いざ自分が大人になってしまうとなんでも聞いてしまうわけにはいかないものです。

 

おっと、本題から外れてしまいました。

 

子供の頃と今大人になった自分を比較してみると、大きく変わった部分もあれば、なんでぇ変わってねぇじゃんかと思う部分もあるわけで。

 

そんな中、好きなものってやっぱり好きなままなんだなというのが今日の話。

 

子供の頃、私の家の近所にはなぜか同級生がいませんでした。

 

学年が離れた子供たちは住んでいましたが同級生はいなかったのです。

 

なので学校が終わり家に帰っても近所で遊ぶということができませんでした。どうしても少し歩いたり、自転車で移動せざるを得ないのです。

 

ですから門限の時間。町に鳴り響く時間を知らせる放送が聴こえてからでは間に合わなかったのです。

 

自ずと一人で遊ぶ時間も増えました。友人が近所にいないのですから仕方がありません。

 

雨の日など特にそうです。一度家に帰り、母親にどこの誰それくんの家に行ってくるよと言って家を出ようにも、自転車でわざわざ行くには濡れてしまう。歩いて行くには小学生の足では遠すぎる。

 

そんな私がもの心ついた時からしていた遊び。

 

それは言ってしまえば人形遊び。ポケモンの指人形がスーパーで99円だった時代。母と買い物に行くたびにせびって怒られ、たまに買って徐々に増やした指人形。

 

ポケモンの他にウルトラマンのものもありました。

 

それらで遊ぶのです。

 

それぞれに配役を与え、ストーリーを作り、一人で演じてキャッキャする。

 

子供の目には人形と小さなスペースがあればそこは舞台。小さな世界が出来上がり、幾つもの物語が展開されて行くのです。

 

それは昨日見たアニメのオマージュだったかもしれない。

 

授業で読んだ物語をそのまま人物だけ変えて勝手なセリフを言っていたのかもしれない。

 

多分ですが小学校の高学年くらい、一人部屋を与えてもらってからはより複雑に。図書室で借りた面白かった本を参考にしたりなんかしながら。

 

トイストーリーを初めて見た日には興奮したものです。

 

だって遊んでいるおもちゃたちが実は生きているかもなんて思うわけですから。

 

閑話休題

 

とにかく人形遊びが好きだった私は次に漫画に手を出します。

 

クラスで流行りませんでしたか?

 

4コマ漫画を授業中に書いて見せ合うみたいなの。

 

私の通っていたクラスでもしっかりと流行りまして、昔っからストーリーを考えるのが好きだった私はクラスでも面白いものを書く奴だという認定を受けるほど、だったように思います。あんまり覚えてはいないんですけど。

 

放課後特定のクラスメイトの家に集合して漫画を書くなんて時期もありました。

 

時は流れて専門学生までなった私。

 

通学の電車に片道約一時間揺られている間、暇を感じた私が始めたのはそう、小説の執筆でした。

 

当時はまだ携帯電話もガラケーで特に投稿サイトも有名ではなかったので完全に自己満足の小説を姉からもらったiPod touchのメモ帳に書き殴っていたものです。

 

誰に読ませるわけでもないのに構想を練り、これは面白いものができるぞとニヤニヤし、書いてみて読み返すと、これは誰が書いたんだと言いたくなるような言葉遣いだったり。良くも悪くも面白いものは出来上がっていました。

 

PCを手に入れてニコニコ動画なんかを見始めた頃。

 

とある配信者が小説家になろうについて話していました。

 

え、見てもらえる?私が創った物語を??やる!やりたい!

 

そのまま興奮した私は早速アカウントを作り、書き溜めたメモ帳の中身をコピペしてパソコンに転送。投稿していきました。

 

初投稿してから何ヶ月かして確か閲覧数が1000を超えたあたりで、完全に私は調子に乗り始めました。これはもう小説家になった方が良いんじゃね???なんて、

 

しかし現実は甘くありませんでした。

 

多忙。

 

言い訳かもしれませんが学生って思ったより暇ではないですよね。日々の課題。アルバイト。それまで執筆の時間だった通学が、徐々に睡眠に変わってしまいました。

 

楽しかったなぁ創作活動。

 

それから就活に研究。どんどん時間がなくなっていきついには書くことをやめてしまいました。

 

そして現在。

 

こうしてブログを綴っているわけなのですが、これはきっと当時に名残なのでしょう。

 

言葉自体はすらすらと、思ったことをただタイピングしているだけですが非常に楽しい。

 

思い出します。小さかったあの頃、机の上が森にも砂漠にも都市部にも見えていたあの時代。

 

想像力だけで無限に楽しさを得ることができていたあの頃。

 

戻りたいけれど一生戻ることができないあの時間。

 

今この瞬間。キーを打ち込むカタカタという音を聞きながら、頭だけでもあの瞬間に戻れはしないものかと。

 

でも戻れません。私は大人になってしまったから。働き、心をすり減らし。削られて現実を知ってしまったから。

 

しかし、それを忘れさせてくれるのも、子供の頃から好きだったこのような活動。

 

言葉を紡ぎ、文字に綴り、ニヤニヤとできたものを眺める。

 

ああ、楽しい。一生この時間が続けば良いのに。

 

だからただ思う。強く思う。心の底から。

 

働きたくねぇ。