愛知旅行記 そのよん 〜夕飯、飲酒、手羽先の向こう側へ〜
突然友人と愛知に旅行に行くことになった避野。
最高の展示に興奮し、最高の初日を終了しようとしていた。
と言うことで初日の観光も終了。
仮面ライダー展の会場を後にした時、時刻は午後18時20分。
今回お泊まりすることにしたホテルは、なんと、アパホテルでございます。
素泊まりで5800円程度でした。安い。
翌日の朝食はモーニングと決めていたので素泊まりでOK。
なら止まる環境は良い方がいいよねということで、有名で尚且つ止まったことがないのでアパを利用する運びとなりました。
仮面ライダー展を後にした時時刻はすでに18時20分。
夕飯は移動中にどこにしようか決めることに、とにかくアパホテルへ向かいます。
「夕飯何にしようかね〜」
ウキウキで前日購入したるるぶを眺めながらそんなことを呟くと友人がポツリと言ったのです。
「そういえば名古屋ってまんぼう？」
は？なんて？
マンボウ？あのうすべったいのに縦に泳ぐ？一回に何億って量の卵を産む？日向ぼっこで水面に浮くくせに鳥に攻撃されるあの？水族館で展示するときに水槽のガラスにぶつかるとストレスで死んじゃうほどのあのマンボウ？？？
いえ、わかっています。蔓延防止の方です。
すっかり忘れていました。コロナの影響は外出や酒類の提供制限だけでなく、営業時間の短縮もいまだ行っていることを。
急いで調べますが閉店時間が20時のところが多すぎる。えらい。コロナ感染拡大を意識している方々がいるからこそ、今日まで苦労はあったもののやってこられたのです。
しかし早い。このままではせっかくの旅行でコンビニのご飯を食べることになる。それだけは避けたい。
ここで突然ですが私は名古屋、ひいては愛知県発祥で大好きなお店があります。以前池袋にもあると知り友人との夕食をわざわざそのお店にしてもらったことがあるくらい大好きなのです。
そのお店はそう、世界の山ちゃん。
yamachan-ekinishi4.business.site
なんと宿泊するアパホテルの裏にあったのです。
閉店時間は21時。ラストオーダーは20時30分。うん、いける。行こう。
友人は苦笑していました。以前の池袋の山ちゃんに一緒に行ったのはこの友人Rなのですから。またかよと思われても仕方ありません。
ホテルチェックイン。
アパホテル初めてだからなのか、コロナの数年間に革命が起こったのか、受付があまりにもデジタル。タッチパネルに住所や名前を入力する光景は時代の進歩を感じました。
夕飯の時間も差し迫っているので部屋に向かい、ほとんど部屋を見ることなくバックをぶん投げて財布と携帯だけをポッケに入れて出かけました。さながら小学校のころ帰ってすぐに遊びに行く頃のような速度です。
ホテルから歩いて5分かからないくらいに、目立つ看板が目に入りました。
入店。店員さんに促されカウンターに座る私と友人R。なに食べようかな。久しぶりの旅行。久々の外食。メニュー表を見て食べるものを決めることすら懐かしかった。
やっぱり名古屋まで来たら手羽先だがや！！
とりあえず5本一人前の手羽先を頼むのはマスト。その他に私の大好物のあんかけスパゲティ、友人が食べたがった台湾風焼きそば、馬刺し、そしてコークハイ。
私も友人Rもお酒はそんなに好きではないのですが、こういう時のコークハイが一番美味い。そう思っているため迷わず注文。ふたりとも飲酒が数ヶ月ぶりなので久々の飲酒に昂っていました。
手羽先、美味いっ！！
馬刺し、美味いっっ！！！
あんかけスパ、美味いっっっ！！！
そして飲み下すコークハイ、美味いっっっっっっっ！！！！！！！！
心の奥底の煉獄杏寿郎も叫んでいます。
最高の夜は老けていく。
この後の惨劇の足音はまだ、その影を潜めたまま、ゆっくりと近寄ってきていたのだった。
次回、愛知旅行記 そのご 〜深夜の行動、眠れない夜〜
また読んでくれよな！
